2003年全曲集

天童よしみ( 天童芳美 ) 2003年全曲集歌詞
1.あんたの花道

作詞:木下龍太郎
作曲:安藤実親

鳶(とび)が天まで 舞い上がるには
送り風より 向かい風
夢を捨てずに 明日(あした)に生きりゃ
人生芝居の 筋書きに
いつかやって来る きっとやって来る
目指すあんたの 花道は

ひとにゃ見えない 男の値打ち
惚れた私にゃ よく見える
酔っていいのよ 心の憂(う)さは
お酒が洗って くれるから
いつかやって来る きっとやって来る
遅いしあわせ 二人にも

傘も差せない 土砂降(どしゃぶ)り雨も
やがて上がって 陽が昇る
女房なりゃこそ 掛け声ひとつ
人生舞台の 大向(む)こう
いつかやって来る きっとやって来る
晴れのあんたの 花道は


2.春が来た(シングルヴァージョン)


3.珍島(チンド)物語


4.夜明け(シングルヴァージョン)


5.人生しみじみ…

作詞:仁井谷俊也
作曲:曽根幸明

世間という字が 読みきれなくて
つまずき転んだ うきよ坂
生きてりゃきっと いい日も来ると
涙ぬぐった 裏通り
人生しみじみ… 人生しみじみ…
夢のにがさを 噛みしめる ウー噛みしめる

この世の試練に 笑顔で耐えて
倖せ花咲く のぞみ坂
果てなく遠い 道程(みちのり)だけど
明日という日が 道しるべ
人生しみじみ… 人生しみじみ…
酒に人恋う 夜もある ウー夜もある

結んだ絆(きずな)の やさしさ強さ
重ねた情(なさけ)の ふたり坂
ひとりじゃ誰も 生きられないと
いつか教えて くれたひと
人生しみじみ… 人生しみじみ…
こころ寄せあい ついてゆく ウーついてゆく


6.梅いちりん

作詞:小林和子
作曲:漆戸啓

遠い 遠い 春はまだ遠く
風に ふるえる 梅いちりん
空を ごらん 流れてく雲よ
かじかむ指で 暦をめくる

水の音 匂い立つ 風待草

誰よりも 誰よりそうさ しあわせに
焦がれる夢を 今日も抱いて
来るひとの 去るひとの 悲しみも あつめて咲いたよ
真っ先に 咲いたよ

白い 白い 花は風花
それは 春呼ぶ 梅いちりん
今は 遥か 父母の家よ
姿見えない うぐいすの声

日が暮れる 時がゆく 春告草

この冬を 越えたらきっと しあわせに
陽だまりの中 手を振っていた
決めた道 別れ道 人知れず 心で泣いたよ
ひとりきり 泣いたよ

誰よりも 誰よりそうさ しあわせに
焦がれる夢を 今日も抱いて
来るひとの 去るひとの 悲しみも あつめて咲いたよ
真っ先に 咲いたよ

想い出も 咲いたよ


7.惚の字の・ほ


8.旅まくら

作詞:石本美由起
作曲:水森英夫

誰を探して ここまで来たと
私を呼ぶよな 三陸かもめ
宮古 八戸 夏から秋へ
あなた尋ねる 旅まくら
波の こころ 冷たや
ああ ああ ああ 素肌が寒い

津軽海峡 海から暮れて
噂も聞けない 潮鳴りばかり
逢いたかろうと イカ釣り船の
遠い灯りも 涙ぐむ
北の 汽笛 淋しや
ああ ああ ああ 酔えないお酒

頬に吹雪が 冷たい夜は
側に寄り添う あなたが欲しい
いこか釧路へ 戻ろか襟裳
春はどこやら 旅まくら
夢の 絆 ひとすじ
ああ ああ ああ 女のさだめ


9.酒きずな

作詞:石本美由起
作曲:水森英夫

一度 結んだ 命のきずな
結び 通して どこまでも
これが 二人の 生甲斐ですと
決めた心に…
エエエ… 嘘はない

晴れて 添えない この世の運命
怨む気持ちは ないものを
私 独りを 残して逝った
あなた あの世は…
エエエ… 遠すぎる

古い女と 笑われようと
肌は 誰にも 許さない
月に 淋しさ 打ち明けながら
なみだ杯…
エエエ… 酒きずな


10.忘れ酒

作詞:鈴木正未
作曲:杉原さとし

爪の先まで 髪までも
あなた恋しと すすり泣く
忘れ酒 なみだ酒
生きるつらさが 身にしみる
胸に優しさ 置いたまま
消えたあの人 消えたあの人
今どこに

妻という名は なくていい
そばで尽くして みたかった
忘れ酒 なみだ酒
風が思いで つれてくる
熱いぬくもり 面影が
灯り消しても 灯り消しても
また浮かぶ

徳利たおして 酔いしれて
今日も抱かれる 夢を見る
忘れ酒 なみだ酒
未練こぼれる ひとしずく
待つ日泣く日の 明け暮れに
またもいじめる またもいじめる
夜の雨


11.郷愁~われ立ちて~

作詞:坂口照幸
作曲:杉本眞人

ふるさとの
山の緑よ 海の青
昨日につづく 今日もあろ
あゝあの想い出を 超えるものなし
父なる強さで 世に立ちて
母なるこころで 世に返さん

あのひとは
風の噂じゃ 独りとか
もう歳月が 遠くする
あゝあの初恋を 超えるものなし
しあわせ祈らん 誰よりも
男の酒には 涙あり

こころざし
いつか果たして 帰ろうか
あらたな旅路 始まらん
あゝあのふるさとを 超えるものなし
父なる強さで 世に立ちて
母なるこころで 世に返さん


12.夢・恋唄

作詞:星野哲郎
作曲:船村徹

風よ風 山背(やませ)の風よ
伝えてよ 私が待ってると
ひと夜の恋に 身を焦がされて
女がひとり 塩屋崎
あの日の船を 泣きしめて

波よ波 重なる波よ
伝えてよ 信じて待ってると
夜毎の夢に 枕をぬらし
覚めては辿る 塩屋崎
あなたの歌を 口ずさむ

鳥よ鳥 沖ゆく鳥よ
届けてよ 私の夢を
あなたを案じ この身に代えて
ご無事を祈り 塩屋崎
みだれる黒髪(かみ)を 指に巻く


13.道頓堀(とんぼり)人情


14.夢咲草

作詞:建石一
作曲:徳久広司

おまえに心は あずけたと
言って背中を 抱いた人
いいのね いいのね 私でいいのね
咲く花散る花 しのぶ花
きっと今夜は しあわせに
あなたがいれば 笑顔になれる
明日は 夢咲草

信じていました あの日から
生きる運命が 変わること
いいのね いいのね 私でいいのね
来た道 行く道 のぼり道
たとえ出逢いは 遅くても
あなたがいれば 陽差しの中で
明日は 夢咲草

泣いたりするなと 叱られて
うれし涙で 注ぐお酒
いいのね いいのね 私でいいのね
ゆく年 くる年 めぐる年
ふたり手をとり どこまでも
あなたがいれば 歩いてゆける
明日は 夢咲草


15.あなたの笑顔に逢いたくて

作詞:麻こよみ
作曲:市川昭介

雨あがり 西の空 見上げれば
ふるさと恋しい 茜(あかね)雲
他人の幸せ 羨(うらや)んで
優しささえも 失くしてた…
ああ…たそがれ時は 人恋しくて
あなたの笑顔に 逢いたい 逢いたい
人生は 遥かに続く 迷い道
誰も一人じゃ 生きて行けないから

出逢い坂 別れ坂 いくつもの
坂道今日まで 越えてきた
心のアルバム 開くたび
流れる月日の 愛しさよ…
ああ…たそがれ時は ただ切なくて
あなたの笑顔に 逢いたい 逢いたい
人生は 明日もわからぬ 迷い道
誰も一人じゃ 生きて行けないから

ああ‥たそがれ時は 人恋しくて
あなたの笑顔に 逢いたい 逢いたい
人生は 遥かに続く 迷い道
誰も一人じゃ 生きて行けないから


16.あの頃の鳳仙花